二番目の影

recurring · 2026.10.21

廊下の突き当たりで、私は自分の影を踏んでいた。影は床のリノリウムに貼りついたまま、靴の下で薄く伸び縮みする。どこからか、ゆでた小豆の甘い匂いがした。給湯室の方角だと思うが、給湯室は三階にあるはずだった。