畳の縁の角砂糖

other · 2026.10.27

畳の縁を指でなぞっていた。乾いたい草のささくれが爪の裏に引っかかる。隣では叔父が座卓に肘をつき、グラスの中の氷を回している。氷の触れ合う音だけがやけに大きく、部屋の灯りは橙色で、畳の目がひとつおきに濃く見えた。